マーケットコラム

"中国の景気減速とマーケット"

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《底値では短期投資のチャンス》

中国株式市場の暴落は世界経済に悪い影響を与えるだろう。それでも、投資の観点からは短期投資ではチャンスとなり、中長期投資は難しい局面になると見ている。

もともと悪かった中国経済は、株式市場のバブルが崩壊したことにより、経済の悪化に歯止めが効かない状態になっている。また、中国経済の減速の影響を受けて世界の国々(特に資源国)が信用不安を起こして株価が下落していく可能性も高いと考えておいた方が良い。

中国経済は悪化したが、米国としては自国の景気が良くなっているので、金利を引き上げて金融引き締めを実行したいところだろう。しかし、中国経済が悪化した上、米国が金利の引き上げを行うと、さらに世界経済が悪化してしまうので年内の利上げは難しくなったと考えている。

そのため、米国が来年の利上げを目指して、年末に経済、株価を回復させるように動きを取ってくるだろう。また、それに合わせて日銀やECB(欧州中央銀行)の追加金融緩和もあり得る。このタイミングまでには日本株やアメリカ株を中心に買いを入れておきたい。

このように世界各国が政策協調して金融緩和を行うまでは、下落局面が続くと考えている。引き続き情勢を見て、底値を探りながら買いを入れて、投資ポジションを増やしていくのが良いだろう。しかしながら、中長期の保有はリスクが高いと見ており、値上がりした時点で売り抜くのが賢明であると考える。

文責:中島隆